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2011年10月15日 (土)

『インドであたしゃ考えた』5日目・バラナシ最終日編・その1

お次は「5日目・バラナシ最終日編・その1」をお送りいたします!

日付は8/10(水)。インド5日目を満喫中!

いよいよバラナシ最終日を迎えます!!

*****

朝5:00にセットした目覚ましが鳴り響き、

いつもの癖で止めてしまう。再び夢の中へ。。。

気付いた時は5:45。

「わー!!最終日なのに朝日を見逃してしまうーー!!」

と、焦りまくって、デジカメと部屋の鍵を持って外に飛び出した。

屋上は部屋の真ん前なんだけど、用心深い私は

焦りながらもドアに日本から持ってきた南京錠をかけた。

「カチャッ」と音がして鍵が掛かった瞬間、私は重大な事に気が付いた。

なんと、手に持っていた鍵は別の南京錠の鍵だったのだ…!!

「うわぁぁ~~…最終日になんたる大失態。。」

Photo_2

(こちらがその現場です。)

と、一瞬焦るも過去に一度、自分のロッカーの南京錠を

こじ開けたことがあったから、内心「どーにかなるだろ~」と楽観視していた。

昨日の野良犬に追いかけられたことに比べたら、へのカッパじゃん!(古い。。)

と思い、朝日を横目に見つつ、鍵を開ける道具がないか、辺りを物色。

うーん、いまいちいい小道具が見つからず。

まずは落ち着くために、屋上にあるイスに座って朝日を鑑賞。

1

(あいにくのお天気。火葬場「マニカルニカー・ガート」方面の景色)

Photo

(もうひとつの火葬場「ハリシュチャンドラ・ガート」方面の景色)

なんだか久しぶりにボーッとできた気がする。

何も考えずに何日もここにこうやって座ってガンガーを眺めていたら、

今まで味わったことのない気持ちが沸き起こってきたりするのかな?

駆け足で旅しなくてすんだら、どんなにいいだろう。

また絶対バラナシに来たい!いや絶対来る!!

って、今は強く思うけど、もしかしたらもう二度と

この景色を見ることはできないかもしれない。

今私は本当に大切な時間を過ごしているんだ。

と、改めて思った。

…鍵さえ閉めていなければ、美しい思い出とともに部屋に戻れるのに。。

私は旅に出る前、本当に色んなことをやらかしていて

「自分ほど信用ならないものはない。」と思い続けていた。

そう思うことで、色んなことに注意するように自分を促してきたはずなのに。

やっぱりここでもやらかしてしまったなぁ(笑)

物思いにふけるのも束の間、野猿が数匹屋上に集まり始めていた。

(まったく=3 この街でゆっくりできる場所はホテルの部屋しかないのか。。)

とりあえず、今自分が持っている数少ない持ち物の中に

鍵を開ける道具はないか、考えを巡らせた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「あったーーー!!!」

思わずガンガーに向かって叫んだよ。

デジカメに付けていた首から下げる紐についていた、

針金くらい細い輪になっている部品を発見。

それを何とか真っ直ぐに伸ばし、いざ鍵穴へ!

(善良な国民の皆さんは真似しないで下さい m(_ _)m )

カチャカチャカチャカチャ・・・・・・・・・・30分経っても全然あかない(涙)

最近の百円均一の鍵はなかなかいい造りしてるね。。

そうこうしてる間にも、屋上には野猿が一匹、二匹と増えていく。

彼らに背を向けながら鍵をカチャカチャやっていると、いきなり

野猿が両手で私の背中を思いっきり「バーン!!」とド突いたのだ!!

まさかそんなに狂暴だとは思っていなかったから、かなりびっくりしてしまったよ。

パジャマの上からド突かれたため、多分生傷はできてないはず。

これが流血でもしてたら、狂犬病に感染する可能性もあるから

2日続けて危機一髪…。本当にこの街は気が抜けないよ。

あまりもたもたしてられない。

こうなったら奥の手を使うしかないな!

インドに旅立つにあたり、会社の上司から「必ず暗記するように」

と伝授されていた3つの最強呪文。ついに唱える時が来た!!

『ウンテントーボー  エータート』

『センテン  ナム  フルホビル』

『ノーマクサマンダ  バザラダンカン』

呪文と言えば、ドラクエでお世話になる位しか縁はなかったけれど

旅立つ前、かなりビビっていた私は無宗教のくせに

すがれるものは何でもすがっておきたかった。

その呪文を三枚ぐらいプリントアウトして

財布・バッグ・バックパックの中に密かに忍ばせておいたのだ(苦笑)

それらをブツブツ唱えながら、鍵穴をガチャガチャ。

(ここが日本だったら確実に職質→任意同行されてるな。)

なかなか開かない鍵に半ば諦めかけたその時、

「カチャッ」と鍵が開いた!!

「おぉーーーー!!! 部長ーー呪文が効いたよ~~!」

ホッとして部屋に入り、着替えたり出かける準備をしてから荷物の整理。

今日のお昼に乗る、デリー行きの夜行列車に備えて荷造り。

すぐ使うような物はバックパックから取り出しやすい場所に入れたり

お金も分散して、鍵のかかるポケットにしまったり。

なんだかんだやっている内に、8:45。ラジュのお店に行く約束の15分前だ。

今度はちゃんと鍵を確認して部屋を出る。

この時間になると路地にはチラホラ人がいて、野良犬も吠えたりはしていない。

でも昨日の一件ですっかり怯えていた私は、野良犬とすれ違う時は

必ずインド人のあとにピッタリくっついて歩くようになっていた。

自分1人だけですれ違わなければならない場面も何度かあり、

その事に気を取られていた私はいつしかメインストリート

「ベンガリートラ」から外れた路地に迷い込んでしまったようだ。

グルグルと同じ場所に戻ってしまったり、全く見覚えのない景色が続いたり。。

そうこうしているうちに、見慣れない大通りに出てしまった。

(おそらく「Sonarpuraロード」という、「ベンガリートラ」と平行して通っている道)

ダシャシュワメードロードに比べて、あまり活気がない印象。

屋台やお店にいるインド人は、英語を話せない人が多いようで

道を尋ねても「わからない」と断られることが多かった。

この時すでに9時を回っていて、このままではらちがあかん!と思い

サイクルリキシャに乗って、お店のある「ダシャーシュワメード・ロード」まで行くことにした。

つかまえたドライバーも英語が通じないようだったけれど

ガイドブックの地図を見せて「ここに行ってほしい」と伝えたら

「OK」と言ってくれたので、リキシャに乗りこんだ。

そろそろ着いてもいい頃なのになぁ、、、とちょっと不安になりかけた頃

突然、スーパーペテン師顔のインド人が私の乗っている

リキシャを止めて、勝手に相乗りしてきた。

メガネをかけていて、メッチャ作り笑顔でマシンガントーク(英語)を

かましてくるその姿は、ペテン師というネーミングがピッタリ。(失礼。。)

彼は相乗りしてきたのに「どこに行くの?」と聞いてきて

私が「ダシャーシュワメードロードに行くんだ」と言うと

「逆の方向に向かっているよ!」と、ドライバーに

来た道を戻るように伝えてくれた。(やっぱり間違ってたんだー・・・)

彼が指摘してくれてよかったよ~。ペテン師なんて思ってごめんよ。

しかしほんと良くしゃべるわ、この人(笑)

「僕がヒンディー語を教えてあげるから、君は僕に日本語を教えてくれ!」

「これから僕が街を案内してあげるよ!」、

「僕には色んな国に彼女がいるんだよ!」とか。

「僕はいくつに見える??」と聞かれ、実際35歳くらいに見えたけど

以前同じ質問をインド人にされ、答えた年齢よりだいぶ若かった。という

気まずい経験があったため、「32歳?」と少し引き算して聞いてみる。

すると「30歳だよ~!」との事。

(うわっ、だいぶふけてる。良かった~正直に言わなくて)

そんなこんなしているうちに、無事に目的地に到着。

ドライバーにお金を払おうとすると、間違えた道の分もお金を払ってくれ、

と言ったらしく、今までめっちゃ笑顔だったペテン師が

「なんで払わなきゃならないんだ!」みたいなことを言って

ドライバーを怒鳴りつけていた。

道を間違えたのはドライバーだけど、一生懸命こいでくれたから

交渉の値段よりは少し多く払った方がいいかなぁと考えていると

ペテン師に「さっ、行こう!」と強引にその場から引き離されてしまった。。

(てか、あなたもドライバーにお金払いなさいよ!!)と内心思ったけど

またもやマシンガントークに飲まれてしまうのであった・・・

ペテン師は「これから街を案内するよ!」と言ってずっと付いてきたので

「これから友達に会いに行くんだ」と言ってお店の方へ歩いて行った。

するとラジュがいて「おはよう!遅れてごめんね。道に迷っちゃってさぁ」

と私が話しかけると、ペテン師もそれを見て、やっと私を解放してくれた。

(よかった~・・・ラジュに会う約束がなかったら絶対つきまとわれてたよ。。)

そしてついにあのお店でお土産を買うという、バラナシ最後の大仕事が

待っている気分で、ラジュとお店に向かうのであった。

*****

次回、『インドであたしゃ考えた』5日目・バラナシ最終日編・その2 へ続きます!!

*****

10/18(火)、高田馬場にある「四谷天窓.comfort」で歌います。

この日はグランドピアノでのライブです!

『四谷天窓.comfort』への行き方はこちらをご参照下さい。http://www.otonami.com/comfort/map/index.htm

その他の詳細はホームページからご覧頂けます!

*** 藤元りょうこ HP ***

http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=ryoko_fujimoto

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コメント

こんばんは
簡潔に。。。
「お~い、部長さーん。何を暗記させているのですか?」
「呪文、唱えたんかい!」
「鍵、開いたんかい!!」

『まっ、インドなんで。』
これですべてが収斂する気がしますが。

それにしても犬や猿による外傷がなくて幸いでしたね。
あんな病気、洒落になりませんわ。

投稿: ま( | 2011年10月17日 (月) 00時00分

>ま(さん
もう無事に生きてりゃ何でもあり!
な世界なのかもしれません^^;

呪文のおかげか、たまたまか、、(笑)
何事もなくてよかったです!

投稿: 藤元りょうこ | 2011年10月17日 (月) 01時22分

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