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2011年9月

2011年9月21日 (水)

『インドであたしゃ考えた』4日目・バラナシ編・その6

お次は「4日目・バラナシ編・その6」をお送りいたします!

日付は8/9(火)。インド4日目を満喫中!

バラナシ滞在2日目・サールナートへ、レッツラ・ゴー!

*****

サールナートへ向かう、オートリキシャでのドライブは、

また新たなインドの一面を見れて、すごく楽しい!

20分くらい走って、路地を曲がると、さっきとは

うってかわって静かな街並みが続く。

街には色んなお寺がポツポツと建っている。

その中には日本のお寺「日月山法輪寺」もあった。

Butu

Photo

Photo_2

その街並みの中、フレッシュジュースを売るおばあさん、

綺麗な色のサリーをまとった女性や、制服を着て登校する子どもたち。

みんなすごく活き活きして見えて、なんて絵になるんだろう。

Jyusu Sari Photo_3

のんびりした風景を見ながら、しばらく進むとサールナートに到着。

ブッダが「ブッダ・ガヤー」という場所で覚りを開いた後

鹿野苑と呼ばれていた現在の「サールナート」で、

5人の修行僧と森に住む鹿たちを前に初めて説法を説いた

と言われている、仏教徒にとっては重要な聖地なのだ。

サールナートに踏み込んだ時はあまり深く考えていなかったけど、

あとあと振り返ってみると、この場所からその後世界中に

その教えが広がって行ったなんて、とても不思議な気持ちになる。

まず初めに「ムールガンダ・クティ寺院」へ。

こちらは外側から写真だけ撮った。

Muru

次に向かったのは遠くからでもすごく目立って見えた

「ダメーク・ストゥーパ」のある敷地へ。

ここへは250ルピーの入園料を払って入る。

真っ白な衣をまとった何十人もの集団がぞろぞろとある場所へ向かって行った。

そこには大きな丸い台座があり、集団はその周りをぐるっと一周して、祈り始めた。

(帰国してから中谷美紀のインド旅行記を読んだところによると

その集団はスリランカ人だったようだ。)

Inori

Photo_4

その光景を見ていて、「きっとここがブッダが説法を説いた場所なんだなぁ」

というのがなんとなくわかった。

このサールナート、遺跡に対して詳しい説明書きが

ほとんどない為、何が何だかよくわからない。

今朝お別れした先生さんも言っていたけど、

「日本に帰ってから、詳しく調べた方がいいかも」という意見に同感。

スリランカ人の方達はわざわざ大型バスを借り切って

この聖地へ足を運んでいるというのに、皆が祈りを捧げる

その大事な台座の上で犬が居眠りをしている姿がなんともおかしかった。

Inu

(わんこよ、キミはかなりの大物だ)

この台座の右側奥の方に「ダメーク・ストゥーパ」がある。

Dame2

2

こんなところにもワンコが。

今朝野良犬に追いかけられて、犬恐怖症になっていたが、

こんなかわいらしい背中を見せられると、かなーり和むじゃないか(笑)

サールナートを出て、しばらく周りをぶらつく。

こんなダイナミックな大木があったり。

Photo_5

インドの建設事情。

柱がいっぱいあるね。完成したところが見てみたい。

Photo_6

せわしないバラナシの街とは対象的で、

のんびりした街並みに一時、開放感を味わえた。

そろそろバラナシに戻ろうか。ということになり、オートリキシャに乗り込む。

大通りに出ると相変わらず渋滞続き。

一気にせわしない雰囲気が戻ってきた。笑

ここで大学生くんとバラナシに戻ってからの予定を打ち合わせ。

オートリキシャを降りたら、必ず例のお土産物屋の前を通らなければならない。

が、またお店の子につかまってしまうとあとあと面倒なので、

まっすぐレストラン・スパイシーバイツに向かって

早めのお昼を食べよう、という事になった。

さすがに今日はラジュとは離れ、自分の足で

バラナシの街を散策してみたかった。

(お土産は最終日の明日、買えばいいだろう。。。)

などと考えながら、ビュンビュン通り過ぎていく街並みを

飽きもせず眺め続けるのであった。

******

次回、『インドであたしゃ考えた』4日目・バラナシ編・その7

へ続きます!!

******

遅ればせながら、9/19のライブに足を運んでくださった皆さま

耳を傾けて下さった皆さま、ありがとうございました!!

お昼にグランドピアノでライブができて、幸せに包まれました^^

四谷天窓.comfortのスタッフの皆さまもありがとうございました!

次回のライブは9/29(木)、久々の登場、新高円寺STAXFREDです。

お時間ある方は是非遊びに来てください♪

*** 藤元りょうこ HP ***

http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=ryoko_fujimoto

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2011年9月12日 (月)

『インドであたしゃ考えた』4日目・バラナシ編・その5

お次は「4日目・バラナシ編・その5」をお送りいたします!

日付は8/9(火)。インド4日目突入!

バラナシ滞在2日目の始まり!

*****

バラナシ初日から喜怒哀楽、全ての出来事を体験。

たった1日でバラナシに1週間くらい居るような気分だった。

もうくたくたになって、すぐに眠りに就く。

朝5:00前に目覚ましが鳴った。

昨日あった出来事を考えながら、出かける準備をする。

「今日は一体何が起こるんだろう…」

5:30に部屋を出ると、今日はいい天気。

雨季で雲が多いから、朝日はくっきりは見えないけど

やっぱりここから見るガンガーの眺めは最高だ!

Photo

(雨季じゃないときにもう一度泊まりたいなぁ)

1階に降りると、ホテルの入り口のドアは閉まっていた。

まさか外に出られなかったりして!

なんて焦ったけど、鍵はかかってなかったので無事に出られた。

またもや今日もラジュはAM5:30に外で待ってる

と言ってくれていたけど、どこにも見当たらず、

何度か呼んでみたけど、やっぱりいなかった。

これから行くことになっているアハリヤー・バーイー・ガートには

もしかしたら先生さんが待っているかもしれない。何としてでも行かなくては!

路地を進んでいくと、さすがのバラナシの住人も

まだ眠っているのか、ほとんど人通りはない。

昼間から夜にかけては、狭い小路に人間はもちろんのこと、

野良牛や野良犬、野良羊がわんさか歩いていて、その中を

自転車、スクーター、大型バイクまでもが凄いスピードで駆け抜けていく。

朝と昼間から夜にかけてのギャップはまさに静と動。

うろ覚えのまま、メインストリート「ベンガリー・トラ」を目指して歩いて行く。

早起きな野良犬達が道を占拠していて、いつもなら横をすり抜けて行っても

絶対に吠えたりしないのに、もの凄い剣幕で吠えられた。

昼間はいつも道の隅っこでじっとしていなければならず

吠えようものなら、すぐさま人間達に怒鳴り付けられる。

しかし、いま彼らを制圧する人間達はいない。

言わば彼らの至福の時間なのだ。

その領域を犯そうとした私に対しての反応はどの野良犬達も一緒で、

狭い小路しかないバラナシの通りを進むには、犬がいる通りを避けて行く他なかった。

インドでは動物にむやみに近寄ることはもの凄く危険。

噛まれでもしたら、狂犬病を発症する恐れがあるからだ。

インドでは年間2万人もの方が犠牲となっているらしい。

昨日の朝会ったラジュの友達も2回、犬に噛まれて、

その度に7回もの注射を打ったと言っていた。

インド人でも噛まれるんだから、よそ者の私なんか

普段ストレスを溜め込んでいる犬達の格好の餌食ではないか。

しばらく周り道をしてある通りを歩いていた時、前方に数匹の野良犬が

隅っこに寝っころがって、ウトウトと眠っているように見えた。

「今なら通り抜けられるかも!」

と思い、すり抜けようとしたその瞬間、もの凄い剣幕で吠えたてられた。

気が動転してしまった私は思わず、あろうことか

来た道をダッシュで逃げてしまったのだ。

これが命取り。。。

逃げた私を見過ごすはずもなく、そこにいた野良犬全てが

凄い剣幕で吠えながら、私目掛けて物凄いスピードで追いかけてきたのだ!!

その時、片方の靴が脱げてしまい、もし取りに戻っていたら

完全に野良犬の餌食に。。

靴なんかどうでもいい!!

昨日降った雨で濡れている上、たくさんのゴミやら牛の糞やら

得体の知れない物が落ちている、考えただけでもゾッとするような

バラナシの汚い路地を、素足で死に物狂いで走った。

でもすぐに野良犬達は私のすぐ後ろまで追いついてしまって

(もうだめだ!!噛まれる!!!)

「ぎゃあぁぁぁぁぁーーーーー!!!!!」

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と、叫んだ瞬間、犬に噛まれる予定だったのに全く痛みがない。

「あれっ?!?!」 

と思ってパッと顔を上げると、目の前にサリーをまとった、

インド人の老婆が立っていた。

どうやら私の叫び声を聞いて、犬を追い払ってくれたようだ。

事態を飲み込んだ私は、危機一髪で助かったことに

心底ホッとして、老婆の前でワーワー泣き出してしまった。

すると老婆は首に巻いていたスカーフで、私の涙を優しくぬぐってくれた。

その優しさに益々泣けてきた。。。

老婆はヒンディー語しか通じなそうだったけれど、

英語で何度も「ありがとう」とお礼を言った。

これからの道も怖いけど、待ち合せのガートに行かなくちゃ。

ぬげた靴を拾いに行き、老婆に地図を見せて

「ここに行きたい」と指を差すと、優しく手を引いてくれて、

私を路地の突き当たりまで案内してくれた。

そして路地に向かって腕をまっすぐ伸ばし、微笑んでいる。

きっと、「この通りがガートに向かう道よ。」と教えてくれているんだ。

また私は「ありがとう」と何度も言って、お互い手を振ってお別れした。

振り返ると老婆はまだ同じ場所に立っていた。

手を振ると、手を振り返してくれる。

老婆は私が見えなくなるまで、ずっと見守っていてくれた。

「インド人めっちゃ優しいじゃん。いい人ばっかり。。。涙」

インド滞在中、最大のピンチに見舞われるも、思いがけない出会いにひたすら感動。

その後も路地を進みながら、老婆の顔が浮かぶ度、涙が込み上げる。

そして犬に出くわし、吠えられる(苦笑)

それを繰り返して行くうちに、なんとか大きなガートに到着。

沐浴をしたりお祈りをする人で溢れている。

周りを見渡してみたけど先生さんの姿は見つからない。

そばにいたインド人にまたガイドブックを見せて

今いる場所と行きたい場所を指で差して聞いてみた。

どうやらここはラジュの働くお土産物屋のそばの

「ダシャーシュワメードガート」で「アハリヤー・バーイー・ガート」は

ひとつ向こう側の宿よりのガートだったようだ。

この通りは何度も通っていた道だったのに、その場所に

いたことに気づけなかったことがちょっとショックだった。

いつも誰かの後ばかりついて歩いていたから、周りの景色を覚えていないのだ。

1人旅をしているというのに情けない。。。

これからはもっとこの街のことを知らなきゃダメだ。

といっても明日にはこの街とはオサラバなんだけど…。

とりあえず教わった道に向かって歩き出すと

ガンガーに向かって歩いて行くインド人がたくさんいた。

その列に加わって歩いて行くと、すぐにガートに辿り着いた。

辺りを見渡すと、「いた!先生さ~ん!!」

無事に先生さんと再会することができた。

インドに来てからというもの、待ち合わせして

会えた試しがなかったからかなり嬉しくて。。。奇跡!とまで思ってしまったよ。

Photo_2

ガンガーには泳いでいる人がかなりいて、その中に

恰幅のいい男性が仰向けにプカプカ浮いていた。

その様子はまさに死体そのもの。

先生さんと「あれって死体じゃない?!」と、流れていく様子を見守っていた。

遂に目撃してしまったかぁ。。。しかもこんな間近で。

と、複雑な気持ちでいたら、その死体がいきなり「ガバッ」と起き上がった!

「なーんだ!生きてたのかぁ。」

ホッしたような、貴重な場面を目撃できなくて、ガッカリしたような。

ここのガートはかなり狭く、ゆっくりできる場所もなかった上に

着くなりすぐ雨が降ってきたので、ラジュのお店の方まで

とりあえず移動することになった。

すると、いたいた!ラジュやお店の子達が

まだ6:00過ぎだというのに朝早くから活動している。

朝ごはんでも食べようか、と昨日チャイを飲んだお店にみんなで移動。

お店は大盛況で、みんな元気におしゃべりしてて

朝から本当にインド人って元気だな(笑)

昨日お土産物屋さんで会った日本人の女の子3人組も来ていた。

彼女達は大学生で、来年は社会人になるという。

働き出すと長期の休みがなかなか取れなくなってしまうから

この夏、数週間かけて、インドの他にも数カ国周るらしい。

若い、しかも女の子なのにかっこいいね!!

私も今学生に戻れたら、きっとみんなみたいな旅をしたいって思うよ。

(でもさ、今からでも遅くはない!!って帰国した今は思えるよ。)

チャイとバターをはさんで焼いたパンを食べた。

日本人はインド人にからかわれっ放しで、見ててほんと飽きない(笑)

屋台は地元の人とも触れ合えるから、楽しいよね!

7:00になり、大学生くんとお土産物屋で合流。

今日はこれからサールナート(ブッダが初めて説法を行った場所)

に、行くことになっている。

そして先生さんとはここで本当にお別れ。

これからオートリキシャで空港へ行き、デリーに向かう。

みんなで先生さんを見送る。見送る側って寂しいね。。。

たった1日だったけど、とても親近感を持ってお話できた方だった。

ありがとう!!!

私達もオートリキシャに乗ってサールナートへ向かう。

Photo_4

(ド・派手な車内)

さっきまで降っていた大雨が今ではもう嘘みたいに上がっていた。

インドの道はホントにどこもかしこも混んでるなぁ!

オート&サイクルリキシャ、車、自転車、バイク、

その中に、人間・牛・牛・牛!!

混みすぎて進めない場合、牛が原因のことが多々ある。

それに対して本気で怒るインド人。

クラクションを「ブーーーーー!!!」と、鳴らし続ける様に爆笑した。

牛に怒ったってしょうがないだろ~!(笑)

牛も牛で、全く動じず。さすが聖牛。少しは「轢かれはしないか。。」と焦ってくれ!

そしてオートリキシャが停まっている間、見知らぬ少年が相乗りして来た。

Photo_3

(インドのちびっ子は目がクリクリして、ほんとにかわいいねぇ!)

最初、ドライバーの息子?と思ったけど、多分全然関係のない

通りがかりの子なんだろう。

インドには気付いたら相乗りされてるってことがよくあるみたいね。

Photo_5

(通りがかったマーケット)

Photo_6

(インドのトラック野郎も日本に負けてません! DO・派手)

もう目に飛び込んでくるもの全部が刺激的で、写真をたくさん撮るのもいいんだけど、

インドはやっぱり動画がおもしろいと思った。(載せたいけど、載せ方わからない、、、)

常に街が動いている感じがする。人もすごく元気だし。

是非動く生・インドをみんなにも見てもらいたいよ!

いやはやこの旅行記が完結してないのに言うのもなんだけど、

サールナートへの数十分のドライブが、遊園地のジェットコースターみたいで

インド滞在中で一番おもしい出来事だったなぁ!

次回サールナートを周る『インドであたしゃ考えた』3 日目・バラナシ編(2日目)その2

をお送りします!!

*** 藤元りょうこ  HP ***

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-- ライブのお知らせ --

9/19(月)高田馬場「四谷.comfort」にてライブをします。

2ケ月ぶりです!

詳細はホームページでご確認頂けますので

お時間のある方はぜひ!遊びに来て下さい!

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2011年9月 7日 (水)

『インドであたしゃ考えた』3日目・バラナシ編・その4

お次は「3日目・バラナシ編・その4」をお送りいたします!

日付は8/8(月)。インド3日目突入!

そしてバラナシ滞在1日目です!

*****

ラジュの働くお土産屋で出会った、日本人の「先生さん」、

「大学生くん」と一旦解散した後、1人お店に残り、

お土産物を見せてもらうことに。

(押し売りされないか内心かなり不安…)

いつもくつろいでるスペースの隣のお店に案内された。

お店は大通りに面しているので、何かあっても(あっちゃ困るが)

安全っちゃ安全。でもお店には私しかいない。。

ラジュはお土産を売るチャンスがやっとやって来たことにかなり上機嫌だった。

その様子を見て、「やっぱりそうなるよねぇ。。」と内心ガッカリ。

私はインド綿のワンピースとかスカートとか、気に入った物があったら

買おうと思ってたんだけど、やたらとシルクのストールを勧められてしまった。

「お母さんやおばあちゃんに買って行ったら喜ぶよ」

と営業トークを織り交ぜながら、次から次へとストールを広げていく。

そして、シルクの本物と偽物の見分け方を実演してくれた。

ストールの端っこの糸に、なんとライターで火を付けたのだ。

「匂いを嗅いでみて」と言われ、鼻を近づけるとプラスチックの燃えた匂いがした。

そして燃やした所を触ると、プラスチックが溶けて固くなっている。

生地は見た目、妙にツヤツヤ、のっぺりとしていて、

糸で編まれている感じがしない。

そしてもう一方のストールに火を付ける。

木などの自然のものを燃やした匂いがして、

指で焦げた所を擦ると、灰になって消えてしまった。

見た目も上品なツヤがあって、手触りも柔らかく、

最初に見たものより編み目に立体感がある。

もちろん後者が本物。前者はプラスチック製。

この見分け方を伝授している間、ラジュの顔には

今までの笑顔はなくなっていて、真剣な目付きに変わっていた。

まさに商売人の顔。

「こんな風に教えてくれるお店は他にないよ」と言った。

私はものすごく気分が沈んできてしまった。

色んな思いが頭の中を駆け巡る。

私はラジュと長く居すぎたなぁ、と思った。

そして色んな事を頼り過ぎてしまった。

街をたくさん案内してもらい、困った事を全部相談し、解決してもらった。

ラジュはバラナシでできた友達ではなく、バラナシに生きる商売人なのだ。

なんだか彼の好意に甘え過ぎてしまっていた自分が恥ずかしくなってきた。

「インド人には騙されないぞ!!」とラジュに対しても、

ずっと気を張り続けてきたはずなのに、

いつの間にか、そんなことは崩れ去っていたのだ。

たった半日の間に。

なんだかたまらない気持ちになって、涙が込み上げてきた。

そんなことを思っている一方で、ラジュは話し続け

ストールを広げ、商品を勧め続ける。

もともとお母さんにストールを買って帰るつもりだったから

サッと一枚選んで、この嫌な空気をぬぐい去ってしまいたかったけど

あいにく財布の中には500ルピー程しかなく、買うことができない。

というか相場もわからない物を簡単に買う気にはなれない。

ラジュから法外な値段で物を買ってしまうのも、どうしても嫌だった。

あとで気付いて、彼に騙された、と思いたくなかったから。

何が安くて何が高いのか、金銭感覚もよくわからなくなってくる。

今はとにかくお店を出よう。

沈んだ表情を察したラジュは「何を考えてる?」と言ってきた。

私は「とりあえず、今お土産は買わない。また明日買いに来るよ。」と伝えた。

納得がいかなそうに「どうして?」と聞いてきた。

申し訳ないやら悲しいやらで、なんとも後味の悪い時間だった。

このやり取りの後、「マッサージはやらないの?アーユルヴェーダ

(額に温かいオイルをたらすマッサージ)とか」と聞かれた。

(今思うと懲りないヤツだ。笑)

多分お店にお客を紹介すれば、マージンが彼にも入るんだろう。

前からやってみたいと思っていたから、どうせなら

自分の興味のあることにお金を払って、彼に貢献しようか、

と、今思うと別にしなくても良かった気遣いをすることにした。

まだ待ち合わせには時間があったから、お店に予約しに行くことに。

アーユルヴェーダのお店は宿からすぐ近くにあった。

Photo

民家の一階に看板が出ていて、お店の中に入ると薄暗い。

やっぱり断ろうかと思っていると、店の奥から

若い女性が出てきて、笑顔で挨拶をしてくれた。

とっても可愛らしい人で、ハキハキと明るい対応に

この人だったら安心かも。と、コース内容を聞いてみることに。

ちゃんとメニューリストがあって、金額も明記されてる。

ポイントマッサージから全身マッサージまで色んなコースがあった。

アーユルヴェーダは二種類のオイルを使ってやるらく

空きペットボトルに詰め替えたであろう、そのオイルを見せてくれた。

この謎の液体を頭にかけるのかぁ。。(苦笑)

でもインドに来たからには体験してみたいよなぁ。

と思い、アーユルヴェーダ45分コース(頭のみのマッサージ)を

もう半ばヤケクソで予約。しめて1500ルピー也。

相場を知らないくせに今度は速効予約するなんて、、、

(私も懲りないヤツだ。苦笑)

最初は全額払えるか聞かれたけど、500ルピーしか払えない

と言ったらOKしてくれ、明日の16時に予約を入れてもらった。

そのやり取りを見ていたラジュは一向に浮かない顔をしている。

もしかしてマージンは入ってこないのかな?

気にしなくていいことがすごい気になってくる。

とりあえず待ち合わせの時間が迫っていたので、お土産物屋に戻ることにする。

先生さん、そして大学生くんと合流。

先生さんは明日の朝、バラナシの空港からデリーに発つことになっていて

ラジュの紹介で空港までの送迎(オートリキシャ)を手配してもらっていた。

そのドライバーさんと対面。「明日はよろしくお願いします!」と挨拶。

先生さんは、出発前にドライバーさんに会えて、ホッとしていたようだった。

ちなみにバラナシ居残り組の大学生くんと私は

二人で相乗りした方が安いということで、オートリクシャを

チャーターして、明日のAM7:00にサールナート

(ブッダが初めて説法を説いた場所)へ、行くことになっている。

これまたラジュの紹介だ(汗)

色々と用事が済んだところで、ごはんを食べに行くことに。

お祭りが始まる19時頃にお店に戻って来るね、とラジュに告げる。

日本人3人組で、大学生くんが行ったことのあるという

「スパイシー・バイツ」という地球の歩き方にも載っていた

ベンガリー・トラ通り沿いのレストランに行くことに。

ここもちゃんとメニューリストがあるお店。

私は野菜カレー・チャパティ・ラッシーを頼んだ。

Photo

Photo_2

ラッシーも水を使っているから、飲まないようにしていたけど、

せっかくインドに来たのだから、意を決して飲むことに!

「うまーい!まさに飲むヨーグルトだ!」

(この後、というか一度も全くお腹を壊すことはなかった)

ミネラルウォーターばかり飲んでいたから、

甘くて冷たい飲み物が本当においしかったなぁ。

カレーも野菜によく味が染み込んでいて、すごいおいしかった!

ごはんもおいしく、久々に日本人だけで話すことができたので、

内心ものすごくホッとしていた。

聞くところによると先生さんは大阪の方で、昨日まで

バラナシで初めて会ったロシア人の女の子とルームシェアしていたそう。

心配性なところもあるみたいだったけど、なんと大胆!

でもインドに1人で来られるんだから、きっと勇気がある方なんだね。

今回はマニラにも寄ってきたらしく、戦争が起こった後、

手入されないままの生々しい島を見て来たんだそう。

大学生くんはなんと!実家の最寄りの隣の駅(東京です)に住んでいるという。

私も同じ沿線上(京王井の頭線)に住んでいるから、びっくりした。

世界は広いけど、狭いね~!

英会話教室でアルバイトしているらしく、英語が話せるみたい。(尊敬!)

まだ10代なのにすごく落ち着いてるなぁ、と思った。

私もこんなに若い頃にインドに来れていたら

どんなに楽しかっただろう!と、思った…笑

なんだか話に花咲いてしまい、気付いたら20時を過ぎていた。

お店の方に戻るとラジュとお店の子達がいて

「お祈りもう終わっちゃったよ~!」との事。

ありゃりゃ、残念。。

するとラジュ、「じゃあ明日、ガンガーで朝日見る?」と提案してきた。

5:30に「アハリヤー・バーイー」というガートに行くことになり

先生さんは朝起きれたら行くね。との事。

そろそろ21時近い。みんなそれぞれの宿に戻ることにした。

大学生くんはさっき行ったスパイシー・バイツのそばの「ババ・ゲストハウス」へ。

ラジュが先生さんを宿まで送ってくれるみたいだったので、

「じゃあ私は1人で帰るよ!」というと

「みんなで(先生さんの宿)行ってそのあと送っていくよ!」と言ってくれた。

もう甘えはいかんと思っていたから、「いいよー」と断ったけど、

「行くよ!」と言ってくれた。。  ほんと何から何まですんません…。

ベンガリー・トラ通りに比べ、夜のヴィシュワナート通りは薄暗く、

そのせいか、昼間よりも道がかなり複雑に感じた。

かなりクネクネ歩いて、やっとサンカタ・ゲストハウスに到着。

「もしかしたら最後かもしれませんね。。明日会えたらまた!」

と言って、先生さんとお別れ。

まだ出会って数時間なのに、不思議。

二度と会えないかもしれないと思ったら、別れるのがとても寂しかった。

その後、私の宿へ向かう。

夜道が暗すぎて、友達にもらった懐中電灯を照らしながら歩く。

これ、かなりの優れもので、本体の左脇にある手を

何度か押すと、発電されるしくみになっている。よって電池が不要!

Photo_3

パンダなのか何なのかわからない顔の懐中電灯を

私が使っているのにラジュが気付き、「なにこれ~!」と興味津々。

かなり気に入ったようで、宿までずっとカシャカシャカシャ・・・・・(延々と続く)

と、かなり楽しそうに発電しながら夜道を照らしていた。

なんだかまたいつものように笑ってくれてよかったよ。。

そして宿に着くと、入り口に「そうなんだ氏」が立っていて

何やら険しい顔をしている。

「どうしたの?」と聞くと、今日チェックアウトした日本人男性2人組が

そうなんだ氏に夜行列車の予約を頼んでおきながら、チケットを取りに来ないと言う。

どうやら私にこの宿を教えてくれて、火葬場でも再会したあの2人組らしい。

料金は宿が立て替えていて、列車はあと30分ほどで発車時刻を迎えるため、

チケットが無駄になってしまう。今さら彼らが無駄になった

チケットを取りに来るはずもなく、、、

料金はそうなんだ氏のアルバイト代から引かれてしまうという。

たぶん金額にして1700ルピーくらい、インド人にしたら大金だ。

彼の夏の働きが無駄になってしまうではないか。

2人組に何があったのか知らないが、キャンセルするならするで

きちんと彼にそれを伝えなかったのが悪い。

この話を聞いていたラジュはものすごく怒って

「日本人は嘘つきだ!!」と日本人の私の前で言い放った。

当たり前のことなんだけど、「悪いことは悪い。」

と本気で怒る彼を見て、この子はやっぱり

根は真面目でいい子なんだ。と思った。

同じ日本人として申し訳なくなって、つい日本代表(弱々しい・・・)として

「日本人が、、、本当にごめんね」とそうなんだ氏に謝った。

なんだか喜怒哀楽がジェットコースターロマンス並みに

押し寄せた長い長い1日で、ぐったり。。。

眠い目をこすりながら、今日あった出来事を

ひとつひとつ、思い出しながら、洗濯。。。

明日はAM5:00起き。23時くらいには眠りに就いた。

明日はどんな一日になるかなぁ・・・?

Photo_4

(部屋の前から撮った夜のガンガー。何が何だかわからない(汗)。

辺りは夜遅くまでお祈りの音が響いていた・・・・)

次回はインド最大のピンチに見舞われる

~ 『インドであたしゃ考えた』4 日目・バラナシ編(2日目)その1 ~

に続きます!! 乞うご期待!!

*** 藤元りょうこ  HP ***

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9/19(月)高田馬場「四谷.comfort」にてライブをします。

2ケ月ぶりです!

詳細はホームページでご確認頂けますので

お時間のある方はぜひ!遊びに来て下さい!

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2011年9月 6日 (火)

『インドであたしゃ考えた』3日目・バラナシ編・その3

お次は「3日目・バラナシ編・その3」をお送りいたします!

日付は8/8(月)。インド3日目突入!

AM5:00にバラナシ入りして、無事宿にチェックイン。

シャワーを浴び、軽く荷物の整理をして、2時間ほど仮眠を取ることにする。

目を閉じて浮かぶことは、夜行列車で出会った人々のこと。

そして「青年ラジュは何者か??」ということ。

まぁ、彼も強引に自分たちのお店に連れて行こうとはしてないし

今までの行動を見ても悪い人じゃなさそうだ。

危なそうな場所に一緒に行かないとか、

自分がしっかりしていればきっと大丈夫でしょう!

というとこで落ち着き、すぐに眠ってしまった。

11:30に目覚ましが鳴る。

出かける準備をして、部屋を出る。

今回泊まったホテルは外側から南京錠をかけるタイプのドアだったので、

宿から渡された鍵と、日本から持って行った南京錠を2つかけておいた。

こうしておけば、破壊されたりしない限り(汗)、

合鍵で中に入られることもないし安心だ。

12時ちょうどに1階のロビーに降りて行くと、ラジュの姿が見当たらない。

ホテルの外にもいないようだ。

「たしかにここ(ロビー)で待ち合わせたはずなんだけどなぁ。。

お店が忙しくて来れなくなっちゃったのかなぁ。」

チェックインした時にいたオーナーさんに彼を見かけたか

聞いてみようと思ったんだけど、不在のようで

代わりにいた従業員に英語で声をかけた。

そしたら日本語で「オーナーはもう少ししたら戻って来るよ。

男の子は来てないと思うよ。」と教えてくれた。

日本語がしゃべれるインド人がここにもいたとは!

ロビーのソファに座ってその従業員と話しながらオーナーの帰りを待った。

彼(名前を覚えてない。汗)は大学生で、夏休みの間

このホテルでバイトをしているらしい。

常に無表情で見た目怖いのに、日本語を話している

姿になんだかギャップがあって、おかしい(笑)

彼の口癖は「そうなんだ。」

私が何か話すごとにテンション低めに「そうなんだ。」と相づちを打つ。

その感じもなんだかツボにはまってしまって、

笑ってしまいそうになるのを必死でこらえる。。

そうこうしてるうちにオーナーさんが戻って来た。

やっぱりラジュはまだ来ていない、と言う。

この時点で13時を回っていた。

私が待ち合わせの時間を間違えてしまったんじゃないか、、と焦る。

そういえばお店の名刺をもらったのを思い出した。

それを「そうなんだ氏」(以後こう呼ぶことにする。)に渡すと

自分の携帯でお店に連絡を取ってくれたようだ。

Photo

(めずらし微笑んでくれた「そうなんだ氏」)

そうなんだ氏とオーナーがヒンディー語で何やらやり取りしていて、

10分位たった頃、ホテルの入口にラジュが現れた!

「おぉー!会えて良かったよ!どこで待ってたの??」

「あそこの角(ホテルの外)で12時からずっと待ってたよ~。

雨が降ってきていっぱい濡れちゃったよ~。」と笑いながら、言った。

うぉー!それは本当に申し訳ないことした。。

行き違いとは言え、怒りもしない。むしろ笑ってるし。

何て忍耐強く、いいヤツなんだ、キミは!

雨の中待たせてしまったので、お昼をごちそうすることにした。

ダシャーシュワメード・ロードの近くにある「SHREE CAFE」という、

またもやおすすめのお店に連れて行ってもらい、カレーをオーダー。

色んな味のカレーが4種類とチャパティ(薄く焼いた生地。

インドではナンではなく、これが主流らしい)と、ライスが付く。

飲み物を頼んで、詳しい値段は忘れたけど全部で150ルピー位。

P8080169 

このお店はメニューリストがちゃんとあったし、小綺麗なので

現地ではちょっと高いレストラン的な部類に入るかも。

いやしかし、インドのカレーにはこの細長いタイ米ちっくなお米がすごく良く合う。

カレーに飽きても、お米を食べれてる満足感で、箸ならぬ、手が進む。

ラジュに本場の食べ方を伝授してもらった。

知ってる方も多いかもしれないが、ルーをライスにかけ、

右手の親指・中指・薬指を使って軽く和え、中指・薬指にライスを乗せ、

口まで持って行き、親指で「ピンッ」と弾き出して口の中に放り込む。

手がベトベトになるけど、なかなか楽しい!そしてカレーはどの味も

めっちゃうまい!(ヨーグルト味の白いカレーもおいしかった)

おなかもいっぱいになったので、国際電話をかけれる場所に移動することに。

お店に着くと、そこはプリペイド式携帯電話のカードが売っているという。

私がカードを買って、ラジュの携帯で日本に電話をかけよう、という事らしかった。

バラナシの街事情もよくわからないので、公衆電話の料金と差ほど

変わらないだろうと思い、100ルピー分のカードを買って、かけさせてもらった。

留守番電話につながってしまったので2~3分で終了。

(あとあと知ったんだけど、国際電話の相場は1分20ルピーみたい。)

無事電話もできたんだけど、もうひとつ大変困っていた事があり、相談してみる事に。

「インドで使える日本用の携帯用充電器って売ってるかなぁ?」

そう、以前 ~『インドであたしゃ考えた』下準備編・その2~

http://ryoko-fujimoto.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-c9fa.html

ここでも書いたのだが、持ってけばよかった・・・!

と思った物のひとつ、「携帯電話用の電池式充電器」

インド用のコンセントを日本から買って行ったんだけど、携帯電話の充電が

全くできないのだ。充電した時に赤く光る部分は点灯していたから、

てっきり充電できていると思っていたんだけど。。

初日の宿、バラナシの宿でも全く充電できなかった。

家族とドコモのショートメールで連絡を取り合うことになっていたので

今後のことを考えると、何としても早めに解決しておきたい。

しかもメールアドレスも携帯の電話帳を見ないとわからないので

何かあった時、かなりピンチ・・・・!!

(旅立つ前のみなさんは、しっかり手帳などに書き留めておきましょう。

アナログ方式も時には大切です。涙)

そんな物売ってないだろうなぁ、と半ば諦め気味でいたら

「あるよ!」とまさかの回答。(さすがIT王国)

ここなら、という携帯電話ショップに行き、2軒目でついに

完全充電ができる代物を扱うショップに辿り着いた!!

これがその代物 ↓

Photo_2

電池パックをショップに預け、充電をしてもらう事に。

2時間後、充電器と一緒に受け渡しをしてくれるそうだ。

その間ラジュの働くお店に行くことになった。

そのお店はダシャーシュワメード・ロードから

ダシャーシュワメード・ガートに抜ける道沿いにある。

店内にはシルク製品や衣類、紅茶なんかも置いてあって、まさに土産物屋(笑)

そしてそのお店には日本人がわんさかいるではないか!

みんなお店のくつろぎスペースでおしゃべりしたり、

チャイを飲んでいたり、お店に飾ってある写真を見ていた。

どうやらここのお店のオーナーさんは大沢たかお主演の

「深夜特急」に当時、子役として出演したことがあるそうだ。

(大沢たかおに「神様いるか?」と神様人形を売ろうとする役)

お店にはその時の写真や、「ガンジス河でバタフライ」を撮影中の

長澤まさみ・中谷美紀なんかの写真も飾ってあった。

そこにいる日本人はみんな、ラジュのような青年にナンパされて

このお店に来たと言う。(ナンパと言っても男性日本人もいたよ!)

薄々気付いてはいたけど、ラジュもそのひとり。

最終的にお土産物屋に私を連れてくる事が、きっと彼の仕事なのだ。

でもお店についた途端、押し売りされたりとかは全くなくて、ホッとした。

せっかくなので、私もくつろがせてもらう事に。

近くにいた日本人の女性と男性と話し始める。

女性は小学校の先生をしていて、毎年夏に2週間くらいの休暇を取って

(小学校の先生って、夏休みは2週間位しか連休を

取ることができないんだってね。初耳!)

海外旅行をしているそう。今回はマニラ→バラナシ→デリーを

旅行中らしく、明日デリーに発つそうだ。

(以後「先生さん」と呼ぶことにする)

もうひとり、男性は現在大学生で夏休みを利用して、2週間くらい

インドを旅行しているそう。バラナシにはあさってまで滞在して

コルカタへ向かうそうだ。(うらやましー!行きたかったなぁ)

(以後「大学生くん」と呼ぶことにする)

色々話しているうちにみんなで「マニカルニカー・ガート」という

火葬場に行ってみよう、という事になった。またもやラジュが案内をしてくれる。

携帯の電池パックと充電器を受け取った後、ラジュの後をみんなで追いかける。

またもや二度と覚えられないような路地をクネクネ歩き、

途中にはお地蔵さんのようにガネーシャが佇んでいたり。

Photo_3

10分くらい歩いただろうか、今までの街並みのカラフルさがなくなって来て、

遺体を焼く為の薪が積まれている場所があったり

そろそろ火葬場が近づいていることを感じさせる。

目の前に階段で昇れるようになっている高台が現れた。

階段を昇りきると、10畳くらいのスペースはあったかな?

簡単な柵しかない広いスペースに、恐らく遺体であろう物体が

何体か置いてあって、焚き火くらいの強さの炎で燃えている。

もうだいぶ焼けた後だったようで、遺体を目の前にしている

という実感がわかなかった。

そこで宿泊する宿を教えてもらった日本人男性2人に再会した。

彼らは今日、私の泊まっている宿をチェックアウトしたそうだ。

火葬場には2度訪れているらしく、前回来た時の方が、遺体の数も

もっと多くて、焼かれている様が生々しかったそうだ。。。

あまり長居したくなる場所ではなかったので

そろそろラジュのお店の方へ戻ることにした。

その帰り道、担架でかつがれている遺体とすれ違う。

オレンジ色の綺麗な布で包まれていた。オレンジは女性、白は男性。

先生さんの宿が火葬場近くの「サンカタ・ゲストハウス」という所で

その付近を歩いていると、かなりの数の遺体とすれ違うそう。

火葬場は24時間休む間もなく、遺体が焼かれているので

朝も夜も一日中、お祈りの音が響いているらしい。

それを聞いてぞっとした。

はじめに泊まりたかった宿は、火葬場にかなり近い場所にあったので

「泊まらなくてよかった。。私にはこの状況は

耐えられないかも、、、」と思ってしまった。

Sannkata2

(先生さん宿泊の「サンカタ・ゲストハウス」入り口)

Sannkata1

(「サンカタ・ゲストハウス」内部。かわいい吹き抜け♪でも火葬場近し。。)

そして一旦お店に戻って、また少しくつろぐ。ただいま17時頃。

「これからどうしましょうか?」と話していると、夜19時から

ダシャーシュワメード・ガートでお祈りが見れるらしい、との情報をゲット。

1度解散して18:30にこのお店で待ち合わせして、

ご飯を食べてからお祈りを見に行こう、という事になった。

先生さんと大学生くんは一度宿に戻って行った。

私はというと、少し前からラジュに「お土産を見て行って」と

何度か言われていて、今まで色々お世話になったし何か買おうか、

と思っていたので、少しお店に残ることにした。

若干の不安感に包まれながら・・・・・

次回『インドであたしゃ考えた』3 日目・バラナシ編(1日目)その4 に

続きます!またもやあやしい空気が。。。乞うご期待!

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2011年9月 3日 (土)

『インドであたしゃ考えた』3日目・バラナシ編・その2

お次は「3日目・バラナシ編・その2」をお送りいたします!

今回もかなーり長くなります!

8/8のAM5:00に無事に夜行列車はバラナシに到着。

その後も色んなことが起こり、なぜかとあるインド人青年と

ダシャーシュワメード・ロードから一緒にガンガーを目指すことになったのだ。

青年の名前は「ラジュ」といい、現在21歳、バラナシにある

お兄さんが経営しているシルクや衣料品を売るお店で働いているそうだ。

(インドに詳しい方はここで怪しいって思うでしょう。笑)

一緒に歩き出してからずっと日本語でギャグを飛ばし続ける。

私の方はというと、バックパックは重いし、汗はダラダラかくし、

かなり疲れていたんだけど、人なつっこく穏やかな性格そうな

ラジュと話している時間はかなり癒された。

チョードリー一家と離ればなれになって、寂しかったのもあったのかもしれないけど。。

(詳しくは「2日目・バラナシ行き夜行列車編・その2」をご覧ください!)

とは言っても、まだまだ全然信用はしていない(笑)

何か変なことが起きそうになったらすぐ逃げよう。

癒されながら、疑いながら、人で溢れる通りを進む。

初めての街を地図を見ずに、ラジュに案内されるまま

歩き続けたため、自分が今どこにいるのかよくわからない。

いつしか細く、くねくね入り組んだ路地を歩いていた。

Photo_2

(親切・丁寧・道先案内人ラジュ)

ここはどうやら旅行記などで読んだ、バラナシの中心地のようだ。

たぶんガンガーはもう目と鼻の先にあるはず。

「ガンジス河でバタフライ」の実写版で、中谷美紀が

「生臭い匂いのする方へ歩いていけばガンガーに辿り着けるわよ」

と言っていたのを思い出し、鼻をくんくんさせて匂いをかいでみた。

…が、街全体が生臭い匂いに包まれている為、全くわからない…!

とにかくやたら路地を曲がる。

右→左→左と、日本の路地なら確実に振り出しに戻ってしまいそうな気がするが。。

人気もないし、角を曲がった瞬間、ラジュの顔が豹変して

「金を出せ!」

なんて言ってきたらどうしよう!!

などと不安がピークに達しそうなその時、

「あれがガンガーだよ~!」

と、豹変することもなく、明るく教えてくれた。

「わぁぁぁー!!」

思わず叫ぶ。

Photo

Photo_2

ガンガーは夜行列車に乗っていた時、

プラディープに教えてもらって、すでに目撃はしていたけど、

それとは比べものにならない位、川幅が

ものすごく広い上に流れも早くて、圧倒された。

8月は雨季だから、水の量も半端ない。

ガンガーの水は、コーヒー牛乳のような色をしていた。

水が汚れているというより、流れが早いせいで濁って見えるのかなぁ?

汚い汚い言われているけど、思っていたより私の目にはクリーンな河に写った。

死体も流れていなかったしね・・・

また小路をクネクネ歩いて行くと、今度は間近にガンガーの見える場所に出た。

Photo_3

2

階段を降りきると、そこにはガンガーが流れている。

こういう場所を「ガート」と呼び、沐浴をしたり、洗濯をしたり、お風呂代わりに使ったり。

バラナシに住む人々の生活になくてはならない場所だ。

8月は雨季のため、だいぶ水位が高くなっていて、

普段は歩ける道(日本で言う土手の部分)が、完全に水没している。

その後もいくつかのガートに連れて行ってもらい、気付くと時計は

AM7:30を回っていて、そろそろ屋台なんかが開き始める頃だそうだ。

Photo

(バラナシのフィッシュマーケット前。売っている魚はもちろんガンガー製^^;)

そこでおすすめのチャイ屋さんに連れて行ってもらうことに。

一杯ひっかけにきたお客さんでお店はいっぱい。

チャイの入った小さなガラスのコップを渡されて、

「かんぱーい!」

(ここは飲み屋か。。)

Photo_4

うん!こりゃうまい!

たまに家で作っていた、鍋に牛乳と紅茶の茶葉を入れて

煮出したロイヤルミルクティに味が似ていた。

日本のカフェで出てくるような、シナモンなんかの

スパイスの味はあんまりしなかったなぁ。

よく見かける、素焼きの小さなカップは、チャイ慣れしてない

観光客が素手で持つと激熱らしく、ラジュが気を効かせて

厚みのあるガラスのコップに入れてくれるよう、お店の人に頼んでくれていたようだ。

「いいヤツだなぁ。ありがとうよ。涙」

さて、そろそろおなかも空いてきた。

それを見透かしたのか、またもや「めちゃウマイ」と

太鼓判を押すお店へ連れて行ってくれると言う。

そこは甘くないパンケーキに白いソース(クリーミーで、後味はカレー)を

付けて食べる「ドーサ」という食べ物を売っている屋台。

出来上がるまで店先で腰かけて待っていると、

小さな女の子がやって来て、ラジュと話し始めた。

二人はとっても仲良しで、まるで兄妹みたい。

どうやらその子は店主の娘さんで、小学校に登校する前に

お店に寄ったのだそうだ。小学生だけど、制服を着てたよ。

この地域の子は午前と午後で、別々の小学校に通うんだって。

私の横にちょこんと座った女の子は、お店で売っているチャイを差し出してきた。

「How much?」

と聞くと、首を横に振り「あげる」と、笑顔でチャイをごちそうしてくれた。

こんな小さな子が、初めて会った人にこんな風に

優しく振る舞えるなんて、とっても感動してしまった。

一緒に写真を撮ったりしているうちに7:50。

「行って来まーす!」と元気に女の子は登校して行った。

Photo_5

(チャイ娘。とともに)

我々はというと「ドーサ」のソースがお店に届くまでに

まだ時間がかかるらしく、おしゃべりしながらソース待ち。

その間にラジュの友達が、入れ替わり立ち替わりやって来て、

おしゃべりしたり、「すごいだろ~!」と胸筋自慢をされたり(苦笑)

楽しい時間ではあったけど、そろそろラジュの

出勤時間が迫っているのがとても気になった。

「8時にお店に行くと言っていたけど、大丈夫?」と聞くと

「お兄ちゃんがお店を開けるから大丈夫だよ」とのこと。

そうかぁ。。お兄さんに怒られなきゃいいけど。。

しばらくするとお待ちかねの「ドーサ」が出来上がった!

これはかなり美味だった!! インド人はグルメな舌を持ってるなぁ。

Photo_6

ドーサでおなかがいっぱいになると、疲れがピークに達してきた。

・・・・・そろそろ宿を決めなくちゃ。

私が泊りたかったガンガーが一望できるというホテル、

「プージャーゲストハウス」に行くにはかなり道に迷うって噂。

さっきガートを見学している途中で日本人2人組の旅行者と話をした時、

「パレス・オン・ステップス」という地球の歩き方にも載っているという

宿に泊まっていて、きれいだしなかなかいいですよ~。

と聞いていたので、そこに行ってみることにした。

ラジュにそのことを伝えると、その宿を知っているから連れて行ってあげるよ、とのこと。

でもそろそろお店に行かなきゃ行けないんじゃないの??

と心配したら「大丈夫、大丈夫!」と、ずんずん路地裏に向かって歩き始めた。

とにかくはぐれないようにあとを着いて行くしかないや、

と、またもやクネクネ路地を進んで行く。

Rojiura

10分位歩いただろうか。袋小路になっている所に建ってるホテルに到着。

確かに「PALACE ON STEPS」と書いてある。

受付のオーナーに部屋が空いているか聞いてみると

最上階の1部屋(エアコン・ホットシャワー付き)だけが空いているとの事。

値段は1泊2000ルピー。ヒエー!高い!!(日本円で3400円位)

1泊500ルピー位かなぁ、と思っていたからびっくり。

とりあえず部屋だけ見せてもらうことに。

部屋があるという3階まで上がると、目の前にはガンガーが!

Yado

Yado_gannga

3階にはこの1部屋だけしかなく、目の前には広いベランダがあって

ガンガーの景色を一望できる。しかも独り占めだなんて!!

明日ここから朝日を眺めたら最高だろうなぁ!

値段はべらぼうに高いけど、うーん、納得。部屋の中も小綺麗で、いい感じ。

バラナシの宿で一番ビビっていたのが、ヤモリが寝ている間に

体中に張り付くこと・・・(「ガンジス河でバタフライ」実写版を見てみてね)

この位綺麗な部屋ならたぶん大丈夫だろう!

何はともあれ、これ以上街を歩き続けることは体力的に無理だし、

バラナシに滞在する2日間はここに宿泊することに決めた。

ホテルのロビーで支払いをしている時、「家族に連絡を取りたいから

インターネットができる場所か国際電話をかけれる場所がある?」

とラジュに尋ねると「僕の友達がやっている店へ連れて行ってあげるよ」との事。

本当にそろそろ店番しなくていいのか~?と疑問に感じたが

結局、これからラジュはお店に行くと言い、お昼の12時になったら

宿に迎えに来るから、それからお店へ案内してあげるよ、という事になった。

お昼休みを利用して案内してくれるってことかな?

「ラジュ、本当に色々ありがとう!!」と

お礼を言って別れ、自分の部屋へ移動した。

まずはシャワーを浴びよう! 水しか出ないことは覚悟していたが

あったかいお湯が出て、ものすごく嬉しくてホッとした。

どんなに気温が暑くても、熱いお湯を浴びることが

こんなに心地いいなんて、初めて知ったよ。

「インドに来てまだ3日目が始まったばっかりなのに、何だか色んなことがあったなぁ。」

・・・・・・・・・・・・感慨にふける・・・・・・・・・・・・・

「ん?そう言えば、何かのクチコミにダシャーシュワメード・ロードの

そばにいる、日本語がうまい15歳くらいの少年に気を付けて。

って書いてあった気がする。たしかそのクチコミが書かれたのが

2006年だったから、その少年は今20歳くらい?

あれ?? ラジュっていま21歳じゃん。・・・・・・!!」

そのことが嘘かホントかわからないが、またもやひと波乱ありそうだぞ。。。(疲)

というわけで、これからどうなってしまうんでしょうかっ

次回「3日目・バラナシ編(1日目)その3」に続きます!

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2011年9月 1日 (木)

『インドであたしゃ考えた』3日目・バラナシ・編その1

はい!では「3日目・バラナシ編・その1」をお送りいたします!


明日の朝はいよいよ、ヒンドゥー教最大の聖地、「バラナシ」に到着する。

夜寝る前に目覚ましを到着40分前の5:20にセットした。

インドの電車は遅れることはあっても、早めに着くことはなかろう。

ちょっと前に起きて、荷物を準備すればちょうどいいかなぁ。

夜の夜行列車は薄い長袖と薄いストールを体に巻いて、

毛布をかけていてもかなり冷え込んでいて、はじめのうちは何度か目が覚めた。

それでも疲れがたまっていたんだろう。目覚ましが鳴るまで、熟睡していた。

まぁ、私はどこでもどんな状況でも寝れるタイプなんだけど(笑)

もうだいぶ人が起きはじめていて、私が寝ていた一番下の段の席の

はじっこにも見知らぬ女性がちょこんと座っていた。

一瞬チョードリーかと思ったので、ちょっとびっくりした。

彼はまだ寝ているのか、家族の席にいるのかな。

とりあえずトイレに行くと、乗り降りするドアが開いていて

薄暗い中に街が見えてきた。相変わらず雨は降り続けている。

ゆっくりと速度を落として走る電車に、

「もうすぐバラナシに着くんだ!」と、野生(?)の勘が働いた。

急いでトイレを済ませ席に戻ると、みんな荷物を持って

ドアに向かって移動しはじめた。

「やばい!急げ急げ!」

慌ててバックパックに荷物を積めていると、チョードリーが

「降りるから一緒に行こう」と声をかけに来てくれた。

突然駅に着いたもんだから、かなり荷造りに手間どっていて、

先に出て行ったチョードリーを追いかけて列車の外に出ると人が駅に溢れている。

あたりを何度見回してみてもチョードリー一家が全く見当たらない。

しばらく駅のホームで待ってみたけど、一向に見つかる気配はない。

このままじゃらちが明かん! 意を決して駅の外に出ることにした。

出口は左右に分かれていて、迷いに迷って一番近い出口から出ることに。

階段を降りながら、駅の外に立っている建物に目をやると

「VARANASHI」と大きく書かれた看板が見えた。

やっと辿り着けた~!!涙

感動に浸りながらも、チョードリー一家がいないか、

周りを見渡しながら、駅の広場に出た。

しかし彼らとはもう完全にはぐれてしまった。

またもや私はお世話になった人達にお礼も言えず、

お別れをすることになってしまったのだ。

日本にいたら、携帯で電話したりメールをしたり、

その他にも人と人とを繋ぐ手段はたくさんある。

でもこの旅での出会いは一瞬一瞬がどれだけ

貴重であるかということを思い知らされる。

本当はそれは日本でも同じことなんだよね。

便利に慣れすぎていて、大事なことを忘れていた。

また運が良ければガンガー(ガンジス河)で、彼らと再会できるかもしれない。

とにかく、ガンガーへ向かおう!

Photo

(写真:早5時過ぎにバラナシ駅に到着したあと撮影。悲壮感漂う。。。)

駅前の広場に出てもガイドブックに書いてあったような

「オートリキシャ(三輪自動車)達の客引きがわんさか押し寄せ」

みたいな状況はほとんどなくて、オートリキシャも2、3台しかいない。

「あれ?かなり拍子抜けなんだけど」

そう、それもそのはず。

あとあと気付いたんだけど、私が出た出口は言わば裏口だったために

人気が異様に少なかったのだ。

例えて言うなら、東京の京王線・味の素スタジアムがある駅、「飛田給」の

スタジアム側(栄えまくり)とその逆側・南口(廃れ気味)くらいギャップがあったのだ。

数少ないオートリキシャにこちらから頼み込んで乗せてもらわないと

ガンガーまでの足がなくなってしまいそうだ!

かなり焦って、声をかけてきた数人にバラナシからゴードウリヤー

(ガンガーの少し手前)まで、相場より3分の1の20ルピーで行ってくれるか交渉開始。

ガイドブックで行きたい場所を指差し、「20ルピーOK?!」とかなり強気に言ってみる。

するとさすがに値切り過ぎたのか「NO!!」と半ギレでみんな立ち去ってしまった。

よく考えたら指はピースサインで「20」と示していたが、思いっきり

「ニジュウルピーOK?!」と日本語で交渉していた(汗)

みんなが変な顔してたのはそのせいか??

みんなが散り散りになっていく中、1人だけ粘り強く交渉を続けてきた

サイクルリキシャー(自転車タイプの人力車)の青年がいた。

最初は150ルピーなんて言ってきたけど、最終的に100ルピーまで値切った。

オートリキシャより値段は高いしスピードは遅いけど、その分ゴードウリヤーよりも先の、

サイクルリキシャでしか入れない場所まで行けるし、

青年も悪い人ではなさそうだから、乗ることに決めた。

逆にスピードの遅いサイクルリキシャに乗って良かったよ。

初めて降り立った街をゆっくり眺めながら移動できるんだもん。

青年も行き交う人と笑って言葉を交わしながら自転車をこいでいく。

さっきまで落ち込んでいた気分が、段々晴れやかになっていった。

Photo_2

(写真:サイクルリキシャの青年。頑張ってこいどる!)

カタコトだけど青年とも少しおしゃべりながら、街の写真を撮ったり

すごくリラックスした時間が過ごせたなぁ。

20分くらいたった頃、「ここがゴードウリヤーかな?」という場所まで来た。

2

そしたら青年「ここから先に進むには警察にお金を払わなきゃいけない」と

言い出し、まだインドの全てに気を許していなかった私は、

てっきり警察と青年がグルなんだ。と思い込んでしまい

(そんなようなブログを以前読んだもので。。)

「NoーNoー! GoーGoー!」とかなんとかカタコトで

とにかく先に進んで!というと、青年は仕方ないなぁ、という感じで

路地裏に入り、回り道をして進んでくれたのだった。

どうやら、私みたいに無理難題を言ったお客を乗せた

サイクルリキシャ達が数名、同じ裏道を通ってガンガーへ向かっていた。

ちなみにバラナシ滞在中にこの場所を何度か通ったんだけど、

警察にお金を払うのは本当らしかった。(青年よ、ごめんね)

でもお客ではなく、ドライバーが支払いをしなきゃいけないみたい。

いやしかし、バラナシの路地裏は本当に狭い上に入り組んでいて

サイクルリキシャはよくもまぁあんな道を器用に走り回れるものだ、と感心した。

一生懸命自転車をこぐ青年を見ていると、少しのお金をケチって

回り道をさせてしまったことを後悔した。

警察に払うくらいなら彼にチップを渡してあげようかな。

などと考えていると、リキシャは大きな通りに出た。

Photo_4

おそらくここは「ダシャシュワメード・ロード」と呼ばれる通りで

あともう少しでガンガーに着ける!!

と思いきや、大きな通りにはガンガーに向かって長い行列ができていた。

よく見ると、ガンガーの水を持ち帰る専用の入れ物を持った人がたくさんいる。

これから沐浴とお祈りに行くのだろう。

いやしかし人が多すぎてこのままリキシャで直進するのは難しそう。

でも約束の場所までたどり着けていなかったので

「なんとかして先に進めない??」という気持ちを込めて青年にカタコトで話しかける。

すると「もうこの先には行けない」と言われ、「何で??」と返す。

しばらくやり取りを続けていると、どこからともなく別のインド人青年が現れ

「本当にこの先にはリキシャでは進めないよ。今日はお祭りがあるから

ガンガーに行く道はお祈りに行く人でいっぱいなんだ」

と、流暢な日本語で私に教えてくれた。

彼は何者?!

そしてその青年はリキシャの青年にもヒンディー語で何やら話しかけている。

ここでまたてっきり、この2人の青年はグルなんだ。と勝手に思い込み

なめられちゃいかん!と「だめだよ!先に進んで!」とまた無理難題を押し付けた。

すると「本当にこの先には歩いてしか進めないんだよ」と再度なだめられる。

たしかに道は人で埋め尽くされていて、歩いていくのもかなり大変かもしれない。

やっと彼らの助言に従うことにした私は、約束した場所には

行ってもらえなかったけど、リキシャ青年に100ルピーを払ってサヨナラした。

人々が歩いて行く方向に私も進んでみることにした。

すると、さっき流暢な日本語で話しかけてきた青年が

ずっと私の後をついて来て、「どこから来たの?」とか、

「ガンガーに行くの?」とか、「女の人1人じゃ危ないよ」とか

着かず離れず、話しかけてくる。

「早速来たか~客引きめ!」と思い、話に乗らないように

適当に受け流して、「もうついて来ないで」と言い放った。

そしたらあっさり青年はどこかへ行ってしまった。

「よかった~。しつこくされなくて」

そのまましばらく歩いて行くと道が二手に分かれていた。

うろ覚えの地図だと、左に行けば火葬場の方に行けるだろうから

私の泊まりたいホテルに行けそうだ。そっちに行ってみよう。

と思い、左に行こうとしたら

「そっちは先に進めないよ!」

と、気付くとさっきの流暢青年がすぐそばにいて助言して来た(汗)

私「何~?!まだいたの?!(懲りないヤツめ。。)」

青年「右側に行けばガンガーに行けるよ」

私「ホントに~?!(全然信じてない)」

青年「本当だよ!ひとりじゃ危ないから連れて行ってあげるよ」

私「ひとりで大丈夫だよ!」

そこから色々とやり取りが続き、、、、

青年はいつしか、日本で流行っている歌やギャグを言い出した。

「♪バンザ~イ キミニアエテヨカッタ~」(だいぶ懐かしい歌だな)

「ドンダケ~」(ちょっと古い)

「ラブチュウニュウ~」(日本人として恥ずかしくなってきた)

インド人が日本語で冗談を言ってる事が妙に笑えてきて

全然信用はしてないけど、そんなに悪い子じゃなさそうだし

とりあえずガンガーまでは連れて行ってもらうか!と

ドラクエのごとく、「青年が仲間に加わった!」 ♪ティティティティ~ン

のでありました!

- 3日目・バラナシ編(1日目)その2 へつづく -

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