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2011年9月 1日 (木)

『インドであたしゃ考えた』3日目・バラナシ・編その1

はい!では「3日目・バラナシ編・その1」をお送りいたします!


明日の朝はいよいよ、ヒンドゥー教最大の聖地、「バラナシ」に到着する。

夜寝る前に目覚ましを到着40分前の5:20にセットした。

インドの電車は遅れることはあっても、早めに着くことはなかろう。

ちょっと前に起きて、荷物を準備すればちょうどいいかなぁ。

夜の夜行列車は薄い長袖と薄いストールを体に巻いて、

毛布をかけていてもかなり冷え込んでいて、はじめのうちは何度か目が覚めた。

それでも疲れがたまっていたんだろう。目覚ましが鳴るまで、熟睡していた。

まぁ、私はどこでもどんな状況でも寝れるタイプなんだけど(笑)

もうだいぶ人が起きはじめていて、私が寝ていた一番下の段の席の

はじっこにも見知らぬ女性がちょこんと座っていた。

一瞬チョードリーかと思ったので、ちょっとびっくりした。

彼はまだ寝ているのか、家族の席にいるのかな。

とりあえずトイレに行くと、乗り降りするドアが開いていて

薄暗い中に街が見えてきた。相変わらず雨は降り続けている。

ゆっくりと速度を落として走る電車に、

「もうすぐバラナシに着くんだ!」と、野生(?)の勘が働いた。

急いでトイレを済ませ席に戻ると、みんな荷物を持って

ドアに向かって移動しはじめた。

「やばい!急げ急げ!」

慌ててバックパックに荷物を積めていると、チョードリーが

「降りるから一緒に行こう」と声をかけに来てくれた。

突然駅に着いたもんだから、かなり荷造りに手間どっていて、

先に出て行ったチョードリーを追いかけて列車の外に出ると人が駅に溢れている。

あたりを何度見回してみてもチョードリー一家が全く見当たらない。

しばらく駅のホームで待ってみたけど、一向に見つかる気配はない。

このままじゃらちが明かん! 意を決して駅の外に出ることにした。

出口は左右に分かれていて、迷いに迷って一番近い出口から出ることに。

階段を降りながら、駅の外に立っている建物に目をやると

「VARANASHI」と大きく書かれた看板が見えた。

やっと辿り着けた~!!涙

感動に浸りながらも、チョードリー一家がいないか、

周りを見渡しながら、駅の広場に出た。

しかし彼らとはもう完全にはぐれてしまった。

またもや私はお世話になった人達にお礼も言えず、

お別れをすることになってしまったのだ。

日本にいたら、携帯で電話したりメールをしたり、

その他にも人と人とを繋ぐ手段はたくさんある。

でもこの旅での出会いは一瞬一瞬がどれだけ

貴重であるかということを思い知らされる。

本当はそれは日本でも同じことなんだよね。

便利に慣れすぎていて、大事なことを忘れていた。

また運が良ければガンガー(ガンジス河)で、彼らと再会できるかもしれない。

とにかく、ガンガーへ向かおう!

Photo

(写真:早5時過ぎにバラナシ駅に到着したあと撮影。悲壮感漂う。。。)

駅前の広場に出てもガイドブックに書いてあったような

「オートリキシャ(三輪自動車)達の客引きがわんさか押し寄せ」

みたいな状況はほとんどなくて、オートリキシャも2、3台しかいない。

「あれ?かなり拍子抜けなんだけど」

そう、それもそのはず。

あとあと気付いたんだけど、私が出た出口は言わば裏口だったために

人気が異様に少なかったのだ。

例えて言うなら、東京の京王線・味の素スタジアムがある駅、「飛田給」の

スタジアム側(栄えまくり)とその逆側・南口(廃れ気味)くらいギャップがあったのだ。

数少ないオートリキシャにこちらから頼み込んで乗せてもらわないと

ガンガーまでの足がなくなってしまいそうだ!

かなり焦って、声をかけてきた数人にバラナシからゴードウリヤー

(ガンガーの少し手前)まで、相場より3分の1の20ルピーで行ってくれるか交渉開始。

ガイドブックで行きたい場所を指差し、「20ルピーOK?!」とかなり強気に言ってみる。

するとさすがに値切り過ぎたのか「NO!!」と半ギレでみんな立ち去ってしまった。

よく考えたら指はピースサインで「20」と示していたが、思いっきり

「ニジュウルピーOK?!」と日本語で交渉していた(汗)

みんなが変な顔してたのはそのせいか??

みんなが散り散りになっていく中、1人だけ粘り強く交渉を続けてきた

サイクルリキシャー(自転車タイプの人力車)の青年がいた。

最初は150ルピーなんて言ってきたけど、最終的に100ルピーまで値切った。

オートリキシャより値段は高いしスピードは遅いけど、その分ゴードウリヤーよりも先の、

サイクルリキシャでしか入れない場所まで行けるし、

青年も悪い人ではなさそうだから、乗ることに決めた。

逆にスピードの遅いサイクルリキシャに乗って良かったよ。

初めて降り立った街をゆっくり眺めながら移動できるんだもん。

青年も行き交う人と笑って言葉を交わしながら自転車をこいでいく。

さっきまで落ち込んでいた気分が、段々晴れやかになっていった。

Photo_2

(写真:サイクルリキシャの青年。頑張ってこいどる!)

カタコトだけど青年とも少しおしゃべりながら、街の写真を撮ったり

すごくリラックスした時間が過ごせたなぁ。

20分くらいたった頃、「ここがゴードウリヤーかな?」という場所まで来た。

2

そしたら青年「ここから先に進むには警察にお金を払わなきゃいけない」と

言い出し、まだインドの全てに気を許していなかった私は、

てっきり警察と青年がグルなんだ。と思い込んでしまい

(そんなようなブログを以前読んだもので。。)

「NoーNoー! GoーGoー!」とかなんとかカタコトで

とにかく先に進んで!というと、青年は仕方ないなぁ、という感じで

路地裏に入り、回り道をして進んでくれたのだった。

どうやら、私みたいに無理難題を言ったお客を乗せた

サイクルリキシャ達が数名、同じ裏道を通ってガンガーへ向かっていた。

ちなみにバラナシ滞在中にこの場所を何度か通ったんだけど、

警察にお金を払うのは本当らしかった。(青年よ、ごめんね)

でもお客ではなく、ドライバーが支払いをしなきゃいけないみたい。

いやしかし、バラナシの路地裏は本当に狭い上に入り組んでいて

サイクルリキシャはよくもまぁあんな道を器用に走り回れるものだ、と感心した。

一生懸命自転車をこぐ青年を見ていると、少しのお金をケチって

回り道をさせてしまったことを後悔した。

警察に払うくらいなら彼にチップを渡してあげようかな。

などと考えていると、リキシャは大きな通りに出た。

Photo_4

おそらくここは「ダシャシュワメード・ロード」と呼ばれる通りで

あともう少しでガンガーに着ける!!

と思いきや、大きな通りにはガンガーに向かって長い行列ができていた。

よく見ると、ガンガーの水を持ち帰る専用の入れ物を持った人がたくさんいる。

これから沐浴とお祈りに行くのだろう。

いやしかし人が多すぎてこのままリキシャで直進するのは難しそう。

でも約束の場所までたどり着けていなかったので

「なんとかして先に進めない??」という気持ちを込めて青年にカタコトで話しかける。

すると「もうこの先には行けない」と言われ、「何で??」と返す。

しばらくやり取りを続けていると、どこからともなく別のインド人青年が現れ

「本当にこの先にはリキシャでは進めないよ。今日はお祭りがあるから

ガンガーに行く道はお祈りに行く人でいっぱいなんだ」

と、流暢な日本語で私に教えてくれた。

彼は何者?!

そしてその青年はリキシャの青年にもヒンディー語で何やら話しかけている。

ここでまたてっきり、この2人の青年はグルなんだ。と勝手に思い込み

なめられちゃいかん!と「だめだよ!先に進んで!」とまた無理難題を押し付けた。

すると「本当にこの先には歩いてしか進めないんだよ」と再度なだめられる。

たしかに道は人で埋め尽くされていて、歩いていくのもかなり大変かもしれない。

やっと彼らの助言に従うことにした私は、約束した場所には

行ってもらえなかったけど、リキシャ青年に100ルピーを払ってサヨナラした。

人々が歩いて行く方向に私も進んでみることにした。

すると、さっき流暢な日本語で話しかけてきた青年が

ずっと私の後をついて来て、「どこから来たの?」とか、

「ガンガーに行くの?」とか、「女の人1人じゃ危ないよ」とか

着かず離れず、話しかけてくる。

「早速来たか~客引きめ!」と思い、話に乗らないように

適当に受け流して、「もうついて来ないで」と言い放った。

そしたらあっさり青年はどこかへ行ってしまった。

「よかった~。しつこくされなくて」

そのまましばらく歩いて行くと道が二手に分かれていた。

うろ覚えの地図だと、左に行けば火葬場の方に行けるだろうから

私の泊まりたいホテルに行けそうだ。そっちに行ってみよう。

と思い、左に行こうとしたら

「そっちは先に進めないよ!」

と、気付くとさっきの流暢青年がすぐそばにいて助言して来た(汗)

私「何~?!まだいたの?!(懲りないヤツめ。。)」

青年「右側に行けばガンガーに行けるよ」

私「ホントに~?!(全然信じてない)」

青年「本当だよ!ひとりじゃ危ないから連れて行ってあげるよ」

私「ひとりで大丈夫だよ!」

そこから色々とやり取りが続き、、、、

青年はいつしか、日本で流行っている歌やギャグを言い出した。

「♪バンザ~イ キミニアエテヨカッタ~」(だいぶ懐かしい歌だな)

「ドンダケ~」(ちょっと古い)

「ラブチュウニュウ~」(日本人として恥ずかしくなってきた)

インド人が日本語で冗談を言ってる事が妙に笑えてきて

全然信用はしてないけど、そんなに悪い子じゃなさそうだし

とりあえずガンガーまでは連れて行ってもらうか!と

ドラクエのごとく、「青年が仲間に加わった!」 ♪ティティティティ~ン

のでありました!

- 3日目・バラナシ編(1日目)その2 へつづく -

*** 藤元りょうこ HP ***

http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=ryoko_fujimoto

-- ライブのお知らせ --

9/19(月)高田馬場「四谷.comfort」にてライブをします。

2ケ月ぶりです!

詳細はホームページでご確認頂けますので

お時間のある方はぜひ!遊びに来て下さい!

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コメント

おもしろ~い!!O(^O^)O
ニジュウルピーで安心した笑!

インド人もしつこいけど、
フジモも負けてないかもよ!
「向こうには行けないっていってんのにしつこい日本人メ!」
って思われてたりして(笑)
でもすごいね!私なら人混みを目にしたら、
「ホントだ!」って思ってじゃあここで!どうも~ってかんじだし、青年が親切で、しかも日本語話すなら、
ぜひ連れてってくださいなー!ってなるよ~!
ホントに女子一人じゃ危ないんじゃないの!?

仲間が加わった次が楽しみー♪
(タイミングもドラクエ並w二つ目の町あたりで加わるよね!)


ちなみにステフは~
海外ドラマ「フルハウス」の家族の次女の捨てファニーでございます♪
ふふ♪

投稿: sai | 2011年9月 2日 (金) 12時39分

あぁ!
ステフに対してものすごい失礼なカンジの変換になっちゃってる!!

×捨てファニー
〇ステファニー

(笑)
失礼しましたm(_ _)m

投稿: sai | 2011年9月 2日 (金) 12時43分

>saiちゃん
捨てファニー(爆笑)
あのフルハウスの子かぁ!

たしかに、私も相当しつこい観光客だよね(笑)

今後どうなるでしょうか~?!
引き続きお楽しみに♪

投稿: 藤元りょうこ | 2011年9月 3日 (土) 22時25分

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