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2011年9月12日 (月)

『インドであたしゃ考えた』4日目・バラナシ編・その5

お次は「4日目・バラナシ編・その5」をお送りいたします!

日付は8/9(火)。インド4日目突入!

バラナシ滞在2日目の始まり!

*****

バラナシ初日から喜怒哀楽、全ての出来事を体験。

たった1日でバラナシに1週間くらい居るような気分だった。

もうくたくたになって、すぐに眠りに就く。

朝5:00前に目覚ましが鳴った。

昨日あった出来事を考えながら、出かける準備をする。

「今日は一体何が起こるんだろう…」

5:30に部屋を出ると、今日はいい天気。

雨季で雲が多いから、朝日はくっきりは見えないけど

やっぱりここから見るガンガーの眺めは最高だ!

Photo

(雨季じゃないときにもう一度泊まりたいなぁ)

1階に降りると、ホテルの入り口のドアは閉まっていた。

まさか外に出られなかったりして!

なんて焦ったけど、鍵はかかってなかったので無事に出られた。

またもや今日もラジュはAM5:30に外で待ってる

と言ってくれていたけど、どこにも見当たらず、

何度か呼んでみたけど、やっぱりいなかった。

これから行くことになっているアハリヤー・バーイー・ガートには

もしかしたら先生さんが待っているかもしれない。何としてでも行かなくては!

路地を進んでいくと、さすがのバラナシの住人も

まだ眠っているのか、ほとんど人通りはない。

昼間から夜にかけては、狭い小路に人間はもちろんのこと、

野良牛や野良犬、野良羊がわんさか歩いていて、その中を

自転車、スクーター、大型バイクまでもが凄いスピードで駆け抜けていく。

朝と昼間から夜にかけてのギャップはまさに静と動。

うろ覚えのまま、メインストリート「ベンガリー・トラ」を目指して歩いて行く。

早起きな野良犬達が道を占拠していて、いつもなら横をすり抜けて行っても

絶対に吠えたりしないのに、もの凄い剣幕で吠えられた。

昼間はいつも道の隅っこでじっとしていなければならず

吠えようものなら、すぐさま人間達に怒鳴り付けられる。

しかし、いま彼らを制圧する人間達はいない。

言わば彼らの至福の時間なのだ。

その領域を犯そうとした私に対しての反応はどの野良犬達も一緒で、

狭い小路しかないバラナシの通りを進むには、犬がいる通りを避けて行く他なかった。

インドでは動物にむやみに近寄ることはもの凄く危険。

噛まれでもしたら、狂犬病を発症する恐れがあるからだ。

インドでは年間2万人もの方が犠牲となっているらしい。

昨日の朝会ったラジュの友達も2回、犬に噛まれて、

その度に7回もの注射を打ったと言っていた。

インド人でも噛まれるんだから、よそ者の私なんか

普段ストレスを溜め込んでいる犬達の格好の餌食ではないか。

しばらく周り道をしてある通りを歩いていた時、前方に数匹の野良犬が

隅っこに寝っころがって、ウトウトと眠っているように見えた。

「今なら通り抜けられるかも!」

と思い、すり抜けようとしたその瞬間、もの凄い剣幕で吠えたてられた。

気が動転してしまった私は思わず、あろうことか

来た道をダッシュで逃げてしまったのだ。

これが命取り。。。

逃げた私を見過ごすはずもなく、そこにいた野良犬全てが

凄い剣幕で吠えながら、私目掛けて物凄いスピードで追いかけてきたのだ!!

その時、片方の靴が脱げてしまい、もし取りに戻っていたら

完全に野良犬の餌食に。。

靴なんかどうでもいい!!

昨日降った雨で濡れている上、たくさんのゴミやら牛の糞やら

得体の知れない物が落ちている、考えただけでもゾッとするような

バラナシの汚い路地を、素足で死に物狂いで走った。

でもすぐに野良犬達は私のすぐ後ろまで追いついてしまって

(もうだめだ!!噛まれる!!!)

「ぎゃあぁぁぁぁぁーーーーー!!!!!」

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と、叫んだ瞬間、犬に噛まれる予定だったのに全く痛みがない。

「あれっ?!?!」 

と思ってパッと顔を上げると、目の前にサリーをまとった、

インド人の老婆が立っていた。

どうやら私の叫び声を聞いて、犬を追い払ってくれたようだ。

事態を飲み込んだ私は、危機一髪で助かったことに

心底ホッとして、老婆の前でワーワー泣き出してしまった。

すると老婆は首に巻いていたスカーフで、私の涙を優しくぬぐってくれた。

その優しさに益々泣けてきた。。。

老婆はヒンディー語しか通じなそうだったけれど、

英語で何度も「ありがとう」とお礼を言った。

これからの道も怖いけど、待ち合せのガートに行かなくちゃ。

ぬげた靴を拾いに行き、老婆に地図を見せて

「ここに行きたい」と指を差すと、優しく手を引いてくれて、

私を路地の突き当たりまで案内してくれた。

そして路地に向かって腕をまっすぐ伸ばし、微笑んでいる。

きっと、「この通りがガートに向かう道よ。」と教えてくれているんだ。

また私は「ありがとう」と何度も言って、お互い手を振ってお別れした。

振り返ると老婆はまだ同じ場所に立っていた。

手を振ると、手を振り返してくれる。

老婆は私が見えなくなるまで、ずっと見守っていてくれた。

「インド人めっちゃ優しいじゃん。いい人ばっかり。。。涙」

インド滞在中、最大のピンチに見舞われるも、思いがけない出会いにひたすら感動。

その後も路地を進みながら、老婆の顔が浮かぶ度、涙が込み上げる。

そして犬に出くわし、吠えられる(苦笑)

それを繰り返して行くうちに、なんとか大きなガートに到着。

沐浴をしたりお祈りをする人で溢れている。

周りを見渡してみたけど先生さんの姿は見つからない。

そばにいたインド人にまたガイドブックを見せて

今いる場所と行きたい場所を指で差して聞いてみた。

どうやらここはラジュの働くお土産物屋のそばの

「ダシャーシュワメードガート」で「アハリヤー・バーイー・ガート」は

ひとつ向こう側の宿よりのガートだったようだ。

この通りは何度も通っていた道だったのに、その場所に

いたことに気づけなかったことがちょっとショックだった。

いつも誰かの後ばかりついて歩いていたから、周りの景色を覚えていないのだ。

1人旅をしているというのに情けない。。。

これからはもっとこの街のことを知らなきゃダメだ。

といっても明日にはこの街とはオサラバなんだけど…。

とりあえず教わった道に向かって歩き出すと

ガンガーに向かって歩いて行くインド人がたくさんいた。

その列に加わって歩いて行くと、すぐにガートに辿り着いた。

辺りを見渡すと、「いた!先生さ~ん!!」

無事に先生さんと再会することができた。

インドに来てからというもの、待ち合わせして

会えた試しがなかったからかなり嬉しくて。。。奇跡!とまで思ってしまったよ。

Photo_2

ガンガーには泳いでいる人がかなりいて、その中に

恰幅のいい男性が仰向けにプカプカ浮いていた。

その様子はまさに死体そのもの。

先生さんと「あれって死体じゃない?!」と、流れていく様子を見守っていた。

遂に目撃してしまったかぁ。。。しかもこんな間近で。

と、複雑な気持ちでいたら、その死体がいきなり「ガバッ」と起き上がった!

「なーんだ!生きてたのかぁ。」

ホッしたような、貴重な場面を目撃できなくて、ガッカリしたような。

ここのガートはかなり狭く、ゆっくりできる場所もなかった上に

着くなりすぐ雨が降ってきたので、ラジュのお店の方まで

とりあえず移動することになった。

すると、いたいた!ラジュやお店の子達が

まだ6:00過ぎだというのに朝早くから活動している。

朝ごはんでも食べようか、と昨日チャイを飲んだお店にみんなで移動。

お店は大盛況で、みんな元気におしゃべりしてて

朝から本当にインド人って元気だな(笑)

昨日お土産物屋さんで会った日本人の女の子3人組も来ていた。

彼女達は大学生で、来年は社会人になるという。

働き出すと長期の休みがなかなか取れなくなってしまうから

この夏、数週間かけて、インドの他にも数カ国周るらしい。

若い、しかも女の子なのにかっこいいね!!

私も今学生に戻れたら、きっとみんなみたいな旅をしたいって思うよ。

(でもさ、今からでも遅くはない!!って帰国した今は思えるよ。)

チャイとバターをはさんで焼いたパンを食べた。

日本人はインド人にからかわれっ放しで、見ててほんと飽きない(笑)

屋台は地元の人とも触れ合えるから、楽しいよね!

7:00になり、大学生くんとお土産物屋で合流。

今日はこれからサールナート(ブッダが初めて説法を行った場所)

に、行くことになっている。

そして先生さんとはここで本当にお別れ。

これからオートリキシャで空港へ行き、デリーに向かう。

みんなで先生さんを見送る。見送る側って寂しいね。。。

たった1日だったけど、とても親近感を持ってお話できた方だった。

ありがとう!!!

私達もオートリキシャに乗ってサールナートへ向かう。

Photo_4

(ド・派手な車内)

さっきまで降っていた大雨が今ではもう嘘みたいに上がっていた。

インドの道はホントにどこもかしこも混んでるなぁ!

オート&サイクルリキシャ、車、自転車、バイク、

その中に、人間・牛・牛・牛!!

混みすぎて進めない場合、牛が原因のことが多々ある。

それに対して本気で怒るインド人。

クラクションを「ブーーーーー!!!」と、鳴らし続ける様に爆笑した。

牛に怒ったってしょうがないだろ~!(笑)

牛も牛で、全く動じず。さすが聖牛。少しは「轢かれはしないか。。」と焦ってくれ!

そしてオートリキシャが停まっている間、見知らぬ少年が相乗りして来た。

Photo_3

(インドのちびっ子は目がクリクリして、ほんとにかわいいねぇ!)

最初、ドライバーの息子?と思ったけど、多分全然関係のない

通りがかりの子なんだろう。

インドには気付いたら相乗りされてるってことがよくあるみたいね。

Photo_5

(通りがかったマーケット)

Photo_6

(インドのトラック野郎も日本に負けてません! DO・派手)

もう目に飛び込んでくるもの全部が刺激的で、写真をたくさん撮るのもいいんだけど、

インドはやっぱり動画がおもしろいと思った。(載せたいけど、載せ方わからない、、、)

常に街が動いている感じがする。人もすごく元気だし。

是非動く生・インドをみんなにも見てもらいたいよ!

いやはやこの旅行記が完結してないのに言うのもなんだけど、

サールナートへの数十分のドライブが、遊園地のジェットコースターみたいで

インド滞在中で一番おもしい出来事だったなぁ!

次回サールナートを周る『インドであたしゃ考えた』3 日目・バラナシ編(2日目)その2

をお送りします!!

*** 藤元りょうこ  HP ***

http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=ryoko_fujimoto

-- ライブのお知らせ --

9/19(月)高田馬場「四谷.comfort」にてライブをします。

2ケ月ぶりです!

詳細はホームページでご確認頂けますので

お時間のある方はぜひ!遊びに来て下さい!

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